和型 和型のお墓では､一般的に｢○○家之墓｣や｢○○家先祖代々之墓｣といった言葉を刻むことが多く､その他にも､属している宗派の唱名等を刻むことが多いようです｡ ●宗派別唱名一例 浄土真宗……南無阿弥陀仏 真言宗………南無大師遍照金剛 曹洞宗………南無釈迦牟尼仏 日蓮宗………南無妙法蓮華経

洋型 ｢絆｣｢偲｣｢心｣といった一文字を刻んだり､｢ありがとう｣といったﾒｯｾｰｼﾞ彫刻に人気があるようです｡

お墓に刻む文字には書体といういくつかの種類があります｡それぞれの書体によって様々な表情があり､書体を変えることでお墓の表情が大きく変わってきます｡数ある種類の中でお客様が一番心引かれる書体でお墓に文字を刻んでください｡

楷書体

行書体

草書体

隷書体

近年では彫刻も多彩なﾊﾞﾘｴｰｼｮﾝから選ぶことができるようになっています｡
ただ文字を彫るだけでなく､様々な彫刻技術によって彫刻文字やお墓そのものをより一層鮮やかに彩ることが可能です｡

影彫り 石版に点刻を打ち込んで模様等を表現する彫刻技術｡

●追加彫り
墓所に霊標がある場合､亡くなられた故人の名前（法名または戒名）を追加で彫刻する必要があります｡このように改めて彫刻を追加することを追加彫りと言います｡追加彫りが必要な場合は､ご相談ください｡

彫刻する文字が決まれば､お墓本体のﾃﾞｻﾞｲﾝは完了です｡しかし､お墓には墓石本体に加えて､付属品が必要なことが多く､その付属品にも様々な加工や彫刻がほどこされている場合があります｡
また宗派や地域によって､必要なもの､不要なものの違いもあります｡付属品の細部にまでこだわることで､お墓がより際立ち､お客様の理想に一歩近づきます｡

屋根香炉

置き灯篭

墓誌

卒塔婆立て

墓前灯篭

お墓のﾃﾞｻﾞｲﾝや彫刻等の一部分のﾃﾞｻﾞｲﾝに注力するあまり｢お墓を全体的に見るとちぐはぐな印象になってしまった｡｣ということにならないように､常にお墓の全体像や､周囲の環境も考慮に入れてﾃﾞｻﾞｲﾝを考えることが大切です｡